oira 2022 AW COLLECTION order exhibition “叫びと囁きと蠢き”

oira @o.i.ra
2022 AW COLLECTION order exhibition
“叫びと囁きと蠢き”
at HUUKU
6.24 fri – 7.3 sun
デザイナー来店
6.24 / 25
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デザイナー Yuhi Takahashi によって生み出される独自の世界観を表現した新しい解釈のブランドです。アパレルの視点だけでなく、古道具の販売に携わってきた高橋氏ならではの発想はとても興味深いものがあります。
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今回は1972年ベルイマン初のカラー作品である『叫びとささやき』という映画をモチーフにデザインされたコレクション。
この映画は、死を間近に控えた次女と、その看病を任された二人の姉妹、そして召使の四人を描いたヒューマンドラマである。
病に苦しみ叫ぶ次女と、気の合わない堅い長女と自由な三女がこそこそとささやく。
内容は観て頂くのがはやいが、出てくる四人の女性が酷く愛を求め、叫びささやいている。愛とは常に自分本意であるということを秀逸に表現した作品であると思う。
この映画は一貫して赤い部屋と、カット割りに赤いフェードアウト、インがとてつもなく色っぽくかっこよい。
美術学校では古くからモノクロのデッサンを経て、色を使う時は赤かから初めるのが基本だ。ベルイマンもそんな文脈に習い初のカラー作品を真っ赤に染め上げてしまった。
刺激的で、エロチックで、ダークな印象も持つ赤色は深く人を惹きつけると思っている。
今回のコレクションは希望でもある。売れる売れないに関わらず行うことに対する希望である。
お越しくださった方にも大小関わらず仕事や生活することなど、何かの希望になってもらえたら大変嬉しい。
しかし。希望ばかり持つことも良いとは限らない、大きな希望には大きな失望を伴い、手放すことや吐きだすことがより重要なことなのかもしれない。
何はともあれ、希望を持ったり失望したりその間もあったりで生活は続いていく。
有難いことに今日も好きなものを食べ、排泄し、好きな時間に眠りにつく。それだけで十分なのに物足りず、
気づけばここ最近、HOPEばかり吸って、吐き出している。
目に見えて消える煙は僕に、「記憶は鮮明だが、それが本当だったという可能性はまったくない」(“生きて語り伝える”ガブリエル・ガルシア・マルケス)ということを身近に教えてくれている。泥裡に土塊を洗う世の中を経て再生しようと人知れずもぞもぞと蠢くようなそんなイメージを抱いている。
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OIRAでは2022awから老舗紳士服店で経験を積んだテーラーを迎え、セットアップ(ジャケット・パンツ)、テーラードジャケット、ワークジャケット、シャツジャケットの5型を受注生産として制作しました。
2018からスタートし、去年まではoneoff(1点物)のみ、年3回程の展示会を行ってきました。
現代ファッションの文脈はもちろんのこと、洋服、和服、民族衣装の造形に合わせ、歴史的文化背景からデザインを落とし込み、人間の服を作っています。
目の前にいる人に作る行為と、100年200年後の人に作る行為は同じ行為のように思えます。人の記憶や感情は曖昧で伝達されにくいが作品は正直なので良いものは残っていくと考えます。
『記憶は鮮明だが、それが本当だったという可能性はまったくない』(“生きて、語り伝える”G・ガルシア・マルケス)
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今回の2022AWでは、愛知は一宮の機屋さんに織って頂いたスペシャルな生地と和紙100%でベルベットという見たことのなかった生地を使用し、日本の紳士服のパターンと縫製技術でカジュアルダウンしつつも重みのある衣服になったかと思います。
生地選びからパターン、縫製、染色まで2人行っており、手縫い部分も多く時間がかかるため受注数にも限りがありますがお手に取って見て頂けたら幸いです。

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[ SHOP INFORMATION ]

HUUKU

〒471-0077

愛知県豊田市竹生町4丁目55番地

0565-42-7771

open  12:00 – 19:00

closed  Tuesday

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デザイナー来店
6.24 / 25
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デザイナー Yuhi Takahashi によって生み出される独自の世界観を表現した新しい解釈のブランドです。アパレルの視点だけでなく、古道具の販売に携わってきた高橋氏ならではの発想はとても興味深いものがあります。
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今回は1972年ベルイマン初のカラー作品である『叫びとささやき』という映画をモチーフにデザインされたコレクション。
この映画は、死を間近に控えた次女と、その看病を任された二人の姉妹、そして召使の四人を描いたヒューマンドラマである。
病に苦しみ叫ぶ次女と、気の合わない堅い長女と自由な三女がこそこそとささやく。
内容は観て頂くのがはやいが、出てくる四人の女性が酷く愛を求め、叫びささやいている。愛とは常に自分本意であるということを秀逸に表現した作品であると思う。
この映画は一貫して赤い部屋と、カット割りに赤いフェードアウト、インがとてつもなく色っぽくかっこよい。
美術学校では古くからモノクロのデッサンを経て、色を使う時は赤かから初めるのが基本だ。ベルイマンもそんな文脈に習い初のカラー作品を真っ赤に染め上げてしまった。
刺激的で、エロチックで、ダークな印象も持つ赤色は深く人を惹きつけると思っている。
今回のコレクションは希望でもある。売れる売れないに関わらず行うことに対する希望である。
お越しくださった方にも大小関わらず仕事や生活することなど、何かの希望になってもらえたら大変嬉しい。
しかし。希望ばかり持つことも良いとは限らない、大きな希望には大きな失望を伴い、手放すことや吐きだすことがより重要なことなのかもしれない。
何はともあれ、希望を持ったり失望したりその間もあったりで生活は続いていく。
有難いことに今日も好きなものを食べ、排泄し、好きな時間に眠りにつく。それだけで十分なのに物足りず、
気づけばここ最近、HOPEばかり吸って、吐き出している。
目に見えて消える煙は僕に、「記憶は鮮明だが、それが本当だったという可能性はまったくない」(“生きて語り伝える”ガブリエル・ガルシア・マルケス)ということを身近に教えてくれている。泥裡に土塊を洗う世の中を経て再生しようと人知れずもぞもぞと蠢くようなそんなイメージを抱いている。
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OIRAでは2022awから老舗紳士服店で経験を積んだテーラーを迎え、セットアップ(ジャケット・パンツ)、テーラードジャケット、ワークジャケット、シャツジャケットの5型を受注生産として制作しました。
2018からスタートし、去年まではoneoff(1点物)のみ、年3回程の展示会を行ってきました。
現代ファッションの文脈はもちろんのこと、洋服、和服、民族衣装の造形に合わせ、歴史的文化背景からデザインを落とし込み、人間の服を作っています。
目の前にいる人に作る行為と、100年200年後の人に作る行為は同じ行為のように思えます。人の記憶や感情は曖昧で伝達されにくいが作品は正直なので良いものは残っていくと考えます。
『記憶は鮮明だが、それが本当だったという可能性はまったくない』(“生きて、語り伝える”G・ガルシア・マルケス)
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今回の2022AWでは、愛知は一宮の機屋さんに織って頂いたスペシャルな生地と和紙100%でベルベットという見たことのなかった生地を使用し、日本の紳士服のパターンと縫製技術でカジュアルダウンしつつも重みのある衣服になったかと思います。
生地選びからパターン、縫製、染色まで2人行っており、手縫い部分も多く時間がかかるため受注数にも限りがありますがお手に取って見て頂けたら幸いです。

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